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筑波山の頂上は２つの峰に分かれており、昔から男神・女神として崇められてきました。
東峰（向かって右）を「女体山」として「イザナミノ命」を、西峰（向かって左）を「男体山」として「イザナギノ命」がそれぞれご祭神として祀られています。 |
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筑波山といえば、この麓に棲み「おんばこ」という薬草を食らって育った「四六のガマ」の出した油汗を煮詰めて作った「ガマの油売り」の口上で広く世に知られました。
筑波山駐車場に着いて、真っ先に目に付いたのが大きなガマの飾りでした。 |
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「四六のガマ生息地」と書かれた池があったので覗いてみましたが、いくら探しても見当りません。
店の人に訊ねると「冬眠中」とのこと。
「１年中冬眠しているのではないか？」と問い糾すと、苦笑いして何も答えませんでした。
大体、前足の指が４本、後ろ足の指が６本のガマガエルなんて居る筈が無いと思うけど・・ |
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ここが「筑波山神社」入口の大鳥居です。
参道を進むと「神橋」、「隋神門」、「拝殿」が一直線に並んでいます。
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「隋神門」は拝殿の前に建つ楼門で、寛永１０年(1633年）に３代将軍徳川家光によって寄進されたそうですが、火災で焼失し、現在のは文化８年（1811年）に再建されたものだそうです。 |
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「隋神門」の脇から眺めた拝殿です。境内には銀杏(イチョウ）、楠（クスノキ）、杉などの大木が生い茂り、奥ゆかしい雰囲気を醸し出していました。 |
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池に映る銀杏の木と、池面に浮かぶ銀杏の落葉を撮りました。 |
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一方、イチョウの実はいわゆる「ギンナン」ですが、誰も拾わないので沢山落ちていました。
種の部分は美味しいけれど、生の実は臭いので敬遠されているのかも・・・ |
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いずれ赤一色に色付くのでしょうが、この時期はそれぞれの葉が緑から黄、オレンジ、赤と徐々に色変わりし、実に美しいグラデーションを呈しています。 |
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このモミジも色付き始めですが、手前のイチョウの黄葉とのコラボレーションが素敵でした。 |
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これが「拝殿」、しかしこれが造営されたのは比較的新しく、明治8年です。
というのは、それまでこの場所に「中禅寺」の本堂（大御堂）があり、明治政府による神仏分離政策で大御堂が廃された後に建てられたものだからです。
なお、「本殿」はここにはなく、男体山、女体山のそれぞれの山頂にある「山頂祠」がそれに当るそうです。 |
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丁度七五三のお参りの時期とあって、拝殿には晴れ着で着飾った参拝客が多く訪れていました。
これも秋の風情ですね。 |
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こちらは男の子。
羽織袴を身に付けると一段と凛々しく見えます。 |
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「筑波山ケーブルカー」は、筑波山神社隣の「宮脇駅」から男体山のある「筑波山山頂駅」まで、全長１，６３４ｍ、高低差４９５ｍを、所要時間8分で運んでくれます。
これが、麓の宮脇駅に停まっているケーブルカーで、何とこれに107名が乗車できるのです。 |
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ここが男体山山頂の「御幸ヶ原」と呼ばれている所です。
土産物屋が軒を並べていますが、マイクロウエーブなどの通信中継塔が数多く建っているのにびっくりしました。
確かにこの山は関東平野で稀有な独立峰的な存在であることから、格好の通信中継の拠点となってきたのでしょう。 |
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関東平野を一望できるこの眺めは絶景です。
ただ、残念ながら、天気は良いのに富士山は雲に隠れてしまっていました。 |
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帰りのケーブルカーの前の景色を、運転席のガラス越しに撮りました。
運転手が写ってしまいましたが・・ |
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途中、このように紅葉しかかっている場所があちこちありました。
あと1週間もしてこれが全部紅葉すると、真紅のトンネルになるのでしょうね。 |
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紅葉ばかりでなく、イチョウの黄葉の写真を最後に入れてお別れしたいと思います。
これは筑波山に来る途中に見付け、車を停めて撮った銀杏の大木です。この日の天気を象徴する青い空をバックに、実に見事でした。 |
