1　成田から現地へ
			これまでアメリカの雄大な風景に魅せられて写真を何回も撮りに行っている写真クラブの先輩に「今度行く時は私もお供させてくださいよ」と気軽に頼んでいたら、今秋急にそれが実現の運びになりました。 　旅行の目的が写真撮影なので、とりあえずカメラ2台（デジカメとフイルムカメラ）と交換レンズ、付属品、三脚とこれだけで１０ｋｇを超える装備となり、これまでの観光目的の旅行とは全く異なるいでたちで成田を後にしました。
	第２タームナル搭乗ゲート付近の窓から私達をアメリカまで運んでくれる飛行機が見えました。 アメリカン航空のボーイング７７７型機で、ジャンボ機よりひと回り小さい双発の旅客機でした。 　滑走路に入る前のランナップポジションで先に着陸する航空機を待っているところです。 　午後4時5分、予定通りに離陸しました。 　太陽に逆行して飛行するので飛び上がって間もなくすると漆黒の闇が訪れ、そして、日本時間のままの腕時計が夜の10時を示す頃、東の空がもうほのぼのと明るくなってきました。 　腕時計が午前1時を示す頃にロス上空に到着、そこで現地時間に合わせて午前9時に設定しました。 　天気は快晴、遠くの山々までくっきり見えます。 　ロス空港で同じくアメリカン航空の国内機に乗り換え、1時間ちょっとでラスベガスのマッカラン空港に到着。 空港ビルの通路にもこのように沢山のゲーム機が置いてあるのは流石にラスベガスだと感心させられました。 　ラスベガスの空港近くのレンタカー会社で車を借り、早速最初の目的地へ向かって走り出しました。 　そのうち、このように険しい山なみが見えてきました。